5人が本棚に入れています
本棚に追加
言いかけた瞬間、皿に乗っていたプッチ○プリンが轟音と供に弾け跳ぶ。
「ようよう、姉ちゃん。どこに逃げても無駄だぜぇ?」
声のする方を見ると、いかにも不良な三人組が銃を構えてニヤニヤしていた。
「ふえぇ・・・」
少女のほうを見るともう泣きそうである。そりゃこんなんに追われて、おまけに銃をぶっ放されれば女の子じゃなくても泣きたくなる。
「おい、そこのガキ。痛い目みたくなけりゃその姉ちゃんを渡しな。」
後ろにいた一人がありきたりな台詞を喋っている。が、私に聞こえていないと見たか、しびれを切らした一人が胸ぐらを掴んでくる。
「おい聞いてんのか、て」
その男は最後まで言葉を喋ることなく、二人の男の間をすり抜けて外へと飛んでいった。
最初のコメントを投稿しよう!