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二人は先程、自分達の間を飛んでいった仲間を見ると、見事ポリバケツの中にホールインしていた。
もう一度顔を戻すと、仲間を殴り飛ばしたであろう人物を見る。
見た目は16か17にしか見えない少女。体格だってそれと変わらないのに男一人を殴り飛ばしたのだ。事実、拳をつきだした状態で動きが止まっている。片手に空になった皿を持って。
「あんた達」
私が口を開くと二人の不良の肩がビクリと跳ねる。
「覚悟・・・できてるよね?」
プリンの欠片すら残っていないお皿を机の上に置く。
「人様の家に土足で上がり込んだ挙げ句、銃を発砲。そして壁に穴を空けるだけにとどまらず私の・・・」
そう言いながら指をバキボキと鳴らす。大抵この行動をした時はプッチンとなった時であり、プリンほど優しくは、ない。
「私の・・・」
呟きながら二人にジリジリと近付いていく。どうやら二人は足がすくんで動けないらしいが、それはそれで都合がいい。そのほうが
「私のプッチンプリンをぉぉ!!」
ブチのめしやすいからだ。
「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
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