誰かに捧げる優しさ

2/5
前へ
/24ページ
次へ
街はまるでおもちゃ箱 のようだった。 手品みたいに キラキラ光っている。 目の前に停まった バスの向こう側で 祈りの歌声が聞こえる。 教会がここぞとばかりに 雰囲気を醸し出している。 「今夜こそ優しく なれないかなぁ……。 全て受けとめて 笑えないかな…。」 一人街を眺めて笑った。 と、同時に涙が溢れた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加