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「相変わらずさえない顔してるな泰介!」
「義和か・・・・・・」
学園に着くなり、笑い袋みたいな表情で近付いて来るのは、悪友の田村義和。
なんか探偵みたいな名前だけど馬鹿だ。
「大方、夢精して処理に困っていてオロオロしてたら母親にでも見られたか?」
「なんだよその状況・・・・・・そんな事しないし、まず見られたら僕は生きてけないよ」
義和は五十代のいとこのオッサンみたいな笑い声を上げ、僕の肩をバシバシ叩いてくる。
後で消毒して、殺菌しておこう。
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