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『from:トビ先生』
開けたくねえ。
……とは思うけども、一応教師からの連絡だ。緊急な事だったら大変だし、仕方ない。
俺は重い瞼を指でこすりながら、渋々メールを開き、読み進めた。
『任務でイレギュラーがあったらしいな。流石にAランクとの戦闘があったって事で、お前らは今日休みだ。今日からプールだから、覗くならオススメの一日だぜ。特に三年なんか体の発育が(以下略)』
もうメンドくさいので呪いのメールみたいの作って返しとこう。
「送信っ……と。ザマー見やがれ」
これで少しは教師らしくなって欲しいモンだ。
変態馬鹿が担任なんて、渚に言えねーよ。授業参観あっても絶対に連れてきたくない。
とはいえ、休みか。丁度良かった、もっかい寝れる。
ピンポーン。
「ん、客か」
カイルだったら目を潰す。
友人が変態のメールにノッてない事を祈って、俺は渋々、ドアを開けた。
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