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光の3色は、赤・青・緑。色や料理の3色は、赤・黄・緑だと、一般的にはいわれてます。
ところが、いくら、この色を組み合わせても、料理が映えない。食欲が進まないなんてことがよくありますね。
なぜかと言えば、料理を盛り付ける器次第で、これらの色が反発したり、器負けしてしまうことがよくあるんだよ。
そこで、どんな色が、通常は美味しく感じられるかは、古来より、色を美しくみせるという《るり色》がベストとされてます。
━━━━━しかしながら…★
この《るり色》ばかりで、懐石料理やフルコースを仕上げちゃうと、人間というものは贅沢な五感を持っていて、飽きが来て、つまらなくなるでしょうね。
そこで、色や形のバリエーションで、楽しむコツがあります。
例えば、お椀の朱塗りを生かして、炊き合わせを盛り付けたり、汁物には、つゆの透明感を見せるために、内側が黒塗りのお椀が多く用いられます。
また、てんぷらや麺物を盛り付けるのに、薄緑の器や、竹籠などが盛り付けるのに、用いられますね。これは、用途的にも、適してるからですね。
なぜなら、麺物は水気を切りたいし、また天麩羅などの揚げ物は、油気が出るために、器を籠にすると、洗うとき、油があまりついてないから、家事が面倒ではなくなりますね。
━━━━━つづく…★
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