始まりの朝

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  私が最後だったらしく、船はすぐに動き出した。 船は汽笛と共に港を離れていく。 潮風に吹かれながら陸地を振り返ると、建ち並ぶビルが見えた。 狭くて騒がしいだけだと思っていたけどこうしてみるとなんだか… ふと、寂しいような感情が出てきそうになって 私は頭をフルフルとふった もうホームシックだなんて冗談じゃない! さぁ!これからのことを考えなきゃ! そう新天地!牧場!私の夢を叶えに行くんだから! 私は振り返るのはやめて小走りで船の先端へと移動した。  
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