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「ユノがあんまり会いたそうだから‥来たの」
「来たって、まさか…」
「人間じゃない‥けど」
俺はただ会えた事が嬉しすぎて
人間じゃない事なんて
もうどうでもよくて
ただ、懐かしい温もりを
腕に感じたくて手を伸ばした
瞬間、俺の手は
ジュンスによってよけられた
「だめ…!触っちゃだめ‥」
「え‥?」
「触ったら消えちゃう、から…」
「そっか…」
愛しい人が目の前にいるのに、
その体を抱きしめることも
まして触れる事さえ出来ないなんて
「俺も会いたかった…ずっと」
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