おじいちゃんの味。

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登場人物 お父さん。 お母さん。 息子さん。 おじいちゃん。 これは、とある家族さんの愛と涙のお話しです。 私は、聞いた時に崩れ落ちました。 それは、葬儀式は無事に終了し、火葬場に向かって出棺して行った時の話しです。 まだ小さい少年は、状況も解らず、ただ皆と一緒に出かける事に、興奮し喜んでいました。 少年「これから、どこに行くの?」 父親「おじいちゃんを焼きに行くんだよ。」 少年は意味が解らないまま、疲れもあり眠りこんでしまいました。 少年が目を覚ました時は、すでに火葬も、精進落としも終わり、夕食の時間となっていました。 献立は、おじいちゃんが生前に好物だった豚のしょうが焼き。 お母さんが、おじいちゃんを偲んで、作りました。 お父さんは、感極まり泣いています。 少年は、 火葬場へ行く時の父親の言葉を思い出しました。
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