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「起きろーーー!!」
右の拳を目標にむけて振り下ろした。
「みぎゃ!!!」
当然の如く命中し、春姉は飛び起きた。
毎日毎日起こす俺の身になってくれ。
「いたいよ~まーくん。どうしていつもぶつの?」
「こうでもしないと起きないからだろ?あとまーくんって呼ぶな。」
「えーだって、まーくんはまーくんでしょ?」
駄目だ会話にならない。
まーくんって小学生かよ。
「……じー」
なんだかわからないが見つめられた。
「何だよ?」
「まーくん、ちょっと顎あげて。」
言われた通りに顎をあげると、
「ああぁぁ~~!!!」
春姉が急に叫びだした。なんなんだ、狂ってしまったのか?
「き、き、キスマークがついてるぅ!!まーくん!秋ちゃんでしょ?秋ちゃんだよね?」
な、なんだと……
確かめようとしても見れない。
さっきのはこういう意味だったのか。
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