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しかし今日はいつもの絶好調よりもさらに好調のようだ。
布団にテントを張るというより寧ろ布団を持ち上げている。
「道理でいつも以上に寒かったわけだ。」
季節は春を過ぎ、もうすぐ夏を迎えようとする時期である。
しかし梅雨明けであるため気温は少し低めだ。
そのため冷えた空気が、持ち上がった布団の間から入り込んでしまっていたようだ。
我が息子の勇姿を布団ごしに見つめるも過ぎ行く時間は有限。
そろそろオッキの時間だ。
そう思い、布団から出る。
そして下半身にかかっていた布団を退けた瞬間、ブルンと我が息子が布団から勢いよく飛び出した。
「おふっ。」
………ふふっ。
俺としたことが、布団から出た瞬間、我が息子に触れた冷えた空気に感じて声を出してしまったぜ。
ああ、もちろん俺は全裸だ。
紳士たるもの部屋にいる時は生まれたままの姿でいる。
当然のことだろう。
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