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先生は、アタシにタバコを吸っている所を見られたのにも関わらず、それを隠す気もないらしい。
ふーっと一度煙を吐き出し、タバコをくわえる。
「…で?お前は何をしてるわけ?」
「…具合悪いので来たんですけど?」
サボりにきました。なんて本当のこと追い出されるのが嫌だったから、嘘をついた。
「ふーん。名前は?」
「…野木原詩亜です」
「学年と組」
「3-B」
…な、何コイツ…いきなり。
「…ていうか先生も名前何でしたっけ?」
「はぁ?…お前名前くらい覚えとけっつーの。
…佐々本。
佐々本玖宇だよ」
へー…下の名前、玖宇って言うんだ。
「んで?野木原は何処が悪いわけ?」
と、壁に寄り掛かりながら言ってきた。
「えと、あー………」
…実際、元気なわけで…………どうしよう。
頭痛?
いや、ここは腹痛とでも言っとくべきだろうか。
……どっちでもいいや。
考えるのも面倒
「あー…頭つ「嘘だろ、」
……………。
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