運命の輪

7/7
前へ
/106ページ
次へ
『とりあえず、この辺を探ってみよう…。』 何も分からないまま、うろうろするのは良くないとも思ったが、叶はじっとしてもいられなかった。 今、自分がおかれた状況を把握しないと、どうにも動けない。 しかし、しばらく歩くうちに、もと居た場所に戻れない程に迷ってしまった。 「あたし、どうなるんだろ…。」 叶は立ち止まり、空を見上げた。 すると、ふいに上から黒い塊が落ちてきた。
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加