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最悪の予想が当たってしまった。
窓から外を見ると、明らかに学校を目指して歩いてくる死んだ目をした者たち。
呻き声とともにガタガタ動きだすさっき倒した掃除用具入れ。
パニック状態の教室。
俺は稔からバットを受け取った。
「行くぞ稔。」
「待って!」
それは稔の声ではなく、彩の声だった。
「あたしも一緒に連れて行って。ここにいるとなんか不安なんだよ」
意外にも女子には精神面に強い奴が稀に存在するらしい。しかもそういう女子はサバイバルの時などは生き残る可能性が高いとかなんとか。
「任しとけ。お嬢様の護衛は我が執事のお仕事!」
稔よ、自重しろ。
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