二章 水城陟
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二章 水城陟
翌日・校舎内 「つけてきてるな。」 朝からずっと陟が慶の後をつけてきている。レイに言われなくても、隠れてさえいない陟はすぐにわかった。 「お前に何か言いたい事があるみたいだな。」 レイは淡々と感想を述べた。 「俺に何か聞くかどうかは、彼が決めることだ。」 誰だって危ないめにあいたくはないはずだ。吸血鬼になれば自分の心を失う事になるのだ。
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