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「この辺りにしかいない口さけ女が現れたら、
誰か一人は居なくなる・・・」
口さけ女の区別、彼女達は知ってたでしょうね。
普通は赤い服を着てる・・・。
しかし、そこでは赤ではなく赤にも見える黒・・・。
そして、鎌を持っていません。
変わりに持っているのは・・・？
まぁここでは言いません。
震え上がっていますしね。
赤ではなく赤にも見える黒・・・とは分かりますよね？
ﾜﾀｼからは言いません。
言うより言わない方が怖いですからねぇ。
そして、走るのももちろん早いです。
そして、霊感のない方には知らずのうちに捕まって死んだかもしれませんね
口さけ女に会って、それでいて生き残った珍しい一人の話をしましょう・・・。
男の子・・・タケシにしましょう・・・。
タケシは好奇心の強い男でした。
もちろん、口さけ女の話には真っ先に飛び付きます。
ある日、友達と帰ることになりました。
すると、黒い服を着た女の人がいました。
不思議に思って、呼び掛けました。
「この顔、綺麗？」
と言われました。
その顔にはマスクなんかありませんでした。
タケシと友達はうなずきました。
「そぅなのね。ならこれならどう？」
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