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「ああ……暇だ……」
午前の授業からご飯を食べた午後……黒板に書かれた文字を延々と書き綴る作業に辟易しながら呟く
何も考えず目の前の知識をつめる作業
社会でいつ使うかわからない知識を黙って詰め込む生徒は周りを見ると少なく、夢の中に落ちていく生徒のほうが明らかに多い
この授業は生徒達の中でトップクラスのつまらなさを誇り、黒縁メガネをクイクイ上げながら延々と字を書く先生の様は一部の生徒には“催眠術”と親しまれ(?)、一部の生徒には“糞眼鏡”と呼ばれている
五十分の地獄が終わり休み時間……
「大和」
振り替えるとそこには短く赤いモヒカン、皮ジャンにジーパンというなんともパンクファッションな野郎が立っている
「なんだ堂内?」
カバンを持つ彼にパンクな男堂内はズズイと近寄った。顔が近い
「おい大和。今日こそはお前にラスト・エデンの素晴らしさを理解してもらうぜ」
「はいはいラスト・エデンが凄いのはわかってるから」
「か~~~! 嘘だね、お前は全然わかってねえ!」
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