プロローグ

6/9
前へ
/71ページ
次へ
「お前みたいな若いのが1人でやっていけるわけないだろ!」 「馬鹿なこと言わないで、ね? 何処か美味しいとこ食べにいきましょ」 「うん、私賛成!」 三人はそういって身支度をする。すると 「大和……お前はどうなんだ?」 兄貴から名指しで俺に話を振ってきた その目は何か強い力と淋しさが垣間見える……俺はその顔に真摯に答えなくてはいけないと感じた 「俺は……最近の兄貴は頑張ってると思う。いつも体をボロボロにして帰ってきて文句も言わずに皆が散らかした出前のゴミをかたしたり洗濯したり………だから俺は兄貴がここを出ていきたい気持ち、解るよ………ゲームを買ってからの兄貴は俺、心の底からカッコいいっていえる兄貴だったから……」
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加