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「まさか貴方が下とはねぇ~」
「ほら僕の勝ちじゃん。」
帰ってきた憎っくきバカップルの話を聞き流しながら、痛い腰をさする俺。
「ねぇ?痛いの?痛いの?」
「触るなぁ!!」
ツンツンと爆笑しながら俺の腰をつつく親友。
あしらう行動にすら、腰が疼き、またへたれこむ。
「痛むか?」
優しくそばに来てくれるヒョンだけが俺の見方。
「ねぇ?良いこと教えてあげようか?」
マンネのそばから離れて、オモニが目の前に座った。
「なに?」
もぅあんまり関わりたくない…といった視線を向けるのに、全く動じないオモニ。
本当のKYってこの人なんじゃないの?
「一回して痛いんでしょ?だったらぁ~何回もすれば良いんだよ。」
はぁ?無理でしょ!
と俺の口から言葉が出る前に、そっか!と手を叩いたヒョンが俺を持ち上げる……
もしかしなくても…
「ちょっ!ヒョン!騙されてるって!無理無理無理無理。」
「俺に任しとけ!」
なにその無駄な自信…
ヤッパリ本物のKYはこの人だ…
その後、よりいっそう酷くなった腰痛に、オモニ達が何回やったのか賭けていたことを知って、暫く再起不能でした。
後10㌢身長高かったら……。
end。
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