惚れた奴が負け。

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ヒョンを背中に湯船に浸かる。 じんわりと、暖かさに腰の痛みも緩和される。 「温かいね…」 「だな…」 二人の声だけが風呂場に響く。 動きたくなくて、目を瞑っていれば、後ろからヒョンに抱きしめられた。 「やっとお前に触れた…」 独り言のように呟かれた言葉は、確実に俺の耳に届いて、自然と顔が緩む。 「俺も。まさかの展開だったけどね…」 「嫌だった?」 「………嫌じゃなかった自分がいるのが嫌かも…」 なんだよそれ。と笑うヒョンを後ろで感じながら、もぅ一度瞳を閉じた………………………………………………………………………………あっ!!!思い出した… 「ねぇ?ヒョン。」 「ん?」 「さっきの話し何だけど…」 「さっきの?」 そぅ…まだパソコンの誤解解いてなかったでしょ? 「……パソコンの話し何だけど…」 「あ~あれか。こんなに上手く行くとは思わなかったぞ。」 ……………………………………………………………………………………はぃ?
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