気持ちが…

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「俺、風呂にはいってくる。」 「わかった。」 逃げるようにその場を立ち去ったのは、これ以上ヒョンの隣にいれば、自分が壊れてしまいそうだったから。 「……情けなっ…」 ぬるめのシャワァを浴びながら呟いた一言も、水の音にかき消された。 ~コンコン~ 「シャンプゥきれてたろ?」 突然の声にビックリして固まっていれば、カチャッと扉が開いてヒョンが顔を覗かせた。 「はい。どした?」 差し出されたシャンプゥを受け取ろうとしない俺を不思議に思ったのか、ヒョンからの声がかかる。 「あっ…ありがとう。」 「変なやつ。」 優しく笑ってその場から立ち去ったヒョン… いなくなってからも、暫く俺は固まったままだった。 「不意討ち…まだ親友がいた方が気が楽だったよ…」 ヒョンの姿が視界に入るだけで鼓動が早くなる… ヒョンの声が耳に届くだけで、俺の時間が止まる。 ヤバイ…俺…相当きてるかも…
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