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鷹斗「いきなり軍に入れ、ですか…」
曹操「ええ、そうよ」
鷹斗「私のような根無し草をですか?」
曹操「実力さえあれば経歴や立場は問わないわ、貴方の武が私の御眼鏡にかなった、ただそれだけの話よ」
それはどうも、だがこのような言い回しをするということは…
鷹斗「一応お聞きします、拒否権は?」
曹操「ないわ」
自信満々で言わないでくれ
こちらにだって拒否権ぐらいあるハズだろう
まあ、三国のどれかには入るつもりだったからちょうどよかったけどさ
鷹斗「承知いたしました、ならばこの東戒炎、曹操様の為、尽力いたしましょう」
曹操「物分かりが早くて助かるわ」
拒否権がないんだからしょうがないじゃないか
そんなことを話ていると水色の髪の女性がこちらに近づいて来た
???「華琳様、姉者が黄巾党の部隊長を討ち取りました、また部隊の残党も全員捕縛いたしました」
曹操「負傷者の応急処置と損壊した家屋の撤去は?」
???「概ね完了しております」
曹操「よろしい、では部隊を再編して帰還の準備をしなさい」
???「御意、して華琳様そちらの方は?」
曹操「巷で噂の『黒い風』よ、貴女も見たでしょう黄巾党が次々と斬られていくのを、せっかくだから軍に引き入れようと思ったの」
???「ほう、貴方が噂の、失礼ですが名はなんと申すのですか?」
鷹斗「東城と言います、字は戒炎」
???「私の名は夏候淵、字は妙才、以後よろしく」
鷹斗「こちらこそ」
なるほど、夏候淵か…
しかし慣れないと中々滑稽だな夏候惇を姉とは
ってこっちの人間にとっちゃ当然だな
曹操「貴女達、いちゃついてないで早く準備を始めてちょうだい、もう長居は無用よ」
夏候淵、鷹斗
「「御意」」
そして俺達は帰還の準備を完了し、一路許昌へと進軍を開始した
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