非現実への入口

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崇裕の家から僕の家まで40分…遠く感じないぜ! 今日の晩ご飯なんだろうなぁ。 ノウテンキに歩いていたらケイタイが鳴った。 取り出す為に立ち止まったとき… ―ざっ え? 足音がひとつ多いことに気が付いた。 さっきから歩いてるけど誰ともすれ違ってないし、後ろに人の気配も感じなかった。 恐る恐る後ろを振り返るが誰もいない。 気のせいだよな… うん、帰ろう。 落ち着こうとしても自然と足が早くなる。 確認の為に立ち止まってみた。 なんの音もしない。 「ははっ気のせいだよな…」 そのあとも人の気配はなかったし足音も増えなかった。
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