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「なぁどうだった?」
「崇裕君…僕もうダメだ…」
「諦めるな井上ぇぇぇ!!」
ガクッと肩を落とす僕に無駄に熱く励ましてくる崇裕。
「崇裕はどうだったんだよ」
「ヤマ当たって結構書けた」
「裏切り者ー!!」
崇裕の発言に余計肩を落とす僕。
あぁ目の前が霞んで見えるぜ。
「憲二、崇裕君テストどうだった?」
史江がうなだれる僕を見つけるなり声をかけてきた。
「あはは、その顔はダメだった?崇裕君は良さそうだね」
「俺はまぁまぁかな」
「どうせ僕なんか…ダメだよ」
「そんな気ぃ落すなって」
二人が肩をポンポン叩いて慰めてくれる。
こんなときこいつらが友達で良かったって思う。
「さぁ次移動教室だから準備して行こうよ」
「ああ、井上行くぞ」
「わかったよ…」
準備したら二人が廊下で待っていた。
「行くぞ元気だせ」
崇裕にワシャワシャと頭を撫でられちょっと元気でた。
暗くなるのは終わり、元気にいくかな!
「ヨッシャー、教室まで競争な」
「戻ったな、負けねぇから」
「廊下走っちゃダメなんだよー」
3人で走って教室まで行った。
何だか気持ちいいな。
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