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いや、遼也だけじゃなかった・・・まさかの北條さんまでもが胸の前で小さく握り拳を作って喜んでいた。
俺らは先生の話しが終わったので教室に戻った。
「遼也と北條さんはどうして宿泊学習のことを聞いた時喜んでたの?」
「そりゃぁ、彼女が出来る確率が高いからだー」
はぁ、この馬鹿はほって置こう。
「私は・・・その・・・」
北條さんはもじもじしていた。
「その?」
「えっと・・・あっ、皆でお泊りするのが楽しいからです!」
さっきまでもじもじしていたのに何かを思い付いたかのように北條さんは話した。
「なるほどね、確かに楽しいよね~、皆で泊まるのって」
「畜生、俺は無視されたのに北條め~」
遼也は死にかけの人の真似をしていたがまた無視した。
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