第一章

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「ったく、さっきからどうしたんだよ?」 「なんかあの子見てると胸がドキドキすると言うか・・・もやもやするんだ」 「そりゃ、恋だな」 「恋?」 「そうだ、恋だ!あの子に話しかけてこい!」 俺は遼也をおもいっきり背中を押された。 俺は思い切って話しかけた。 「あ、あのー」 「はい?」 彼女は俺が話しかけると読んでいた本を置いて笑顔を向けてくれた。 俺はその笑顔にまたドキッとした。 「今朝はありがとう」 「いえいえ」
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