出会いの春

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迷ってしまった俺達はテキトーに歩いていると教室が見えてきた。 「あっ!あった。」 大樹が指を指してそう行った。 すると松田先生が出てきた。 「…貴方達は何をしているんですか?」 「ははっ…少し遅れただけじゃないですか~」 少しおどけてそう言った。 「少し?貴方達30分近く遅れといてよくそんな事が言えますね。とりあえず中に入って下さい。」 「「はーい…」」 二人して教室に入る。 教室に入るとみんなの視線が集まる。 これは気まずいなぁ… 「では磯上君とえーっと…夏君ですね。その右側の空いている席に磯上君。左側の空いている席に夏君が座って下さい。」 言われて席に座る。 すると松田先生は教壇に手を置き話し始めた。 「ではお待たせしました。磯上君と夏君以外は既に今後の予定のプリント等を配布していますので次のプリントを…」 あぁ…暇だ。
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