~転入~

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「おーい! 開けろぉ!」 ドンドン!ドンドン! 「早く出て来い! いるのは知ってるんだぞ?」 「ドアぶっつぶすぞ!」 -------- 僕は、今 借金取りに 追われている。 これは、何もかも 父と母のせいだ… 借金を全て 僕宛てにしているんだ。 そのせいで 僕は、今こういう状況に 陥っている… ---------- ドコン! 「あっ?!」 家の扉がぶっこわされた 「おーい!」 「兄貴!いましたよ?」 「わっ?!」 ば…ばれてしまった。 「おちびちゃん?」 「ちっ!違う! 僕はれっきとした 高校生だ!」 借金取りの男に 抱き抱えられ 僕のやな言葉を言われた 「じゃぁ、何で んな身長小さいの?」 「う…」 関係ない事を! しかも禁句を! 「(笑)まぁいいや。」 「コイツどうするんすか?」 「ん? 売っちまおう!」 「はい?…」 う…売る? 僕を? 「ぼ?!僕男だ!」 「いんや、お前なら いけるな(笑)」 笑いが怖い… 「誰か!助けて!」 必死に借金取りの 腕の中で暴れてやった… でも、僕は小さい。 それに比べ借金取りの 男は背が高く、 力が強い。 だから意味がなく それよか、逆に 「---んっ!」 「お前、黙れ!」 「んん!んん!」 僕は、睡眠薬のついた 布で口を抑えられ 力尽きたように… 瞼を綴じた…
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