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母は美容師さんに丁寧に礼を言ってからまた私の手を取り走り出した。
次に母はきりん荘の目の前にあるいつも父と弟が通っている床屋に駆け込んだ
同じく母はなんとかしてほしいと頼んだ。
するとやはり床屋のおばちゃんも
「mimiyちゃんのあの長い髪は可愛かったんだけどね~残念だけど全部刈るしかないね~😖」と言って私の髪はバリカンで一厘刈りにされた[↓]
次に母は小学校に相談に行き、私の髪が普通のショートヘアになるまで黄色い校帽を終始被らせてもらう許可を得た。
でもそんな心配は無用だった
私は次の日、つまり入学式の前日に頭を4針縫う大怪我をして
頭は包帯でぐるぐる巻きになったのだから😓
その話は次の章で・・・
話を戻して・・・
現在姉は青山で立派な美容室を開いている。
でも私はあの日以来姉に髪の毛を触らせた事がありません💦
当時の話を母に聞くと「当時はまだ札だったけれど、今で言うと丁度この500円玉位の大きさの禿だったね~(笑)」と言う。
だから私は500円玉を見る度にあの時の涙に滲んだ母の顔を思い出します。
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