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頭に熱い感覚があった時、そのおじさんがまたニヤリと笑いながら立ち去ったと同時に姉の切り裂くような悲鳴が聞こえた事、全てはほんの一瞬の出来事、でも私にはコマ送りでとても長い時間のように記憶に残っています。
私の頭は前髪の生え際辺りを自転車のスタンドのストッパー部分に突き刺さった状態で動けなくなりました。
そこから数分の記憶はありません💦
気がつくと私は父に抱えられ 商店街を凄いスピードで駆け抜けていました
私の目に映る景色は全てが逆さまで
逆さまに映る焼鳥屋・魚屋・八百屋のおじちゃんやおばちゃんの顔や行き交う人々の顔が皆ビックリしていて、私たちが走り去って行く後方に点々と付く血の痕・・・
父は動転の余り、私をお姫様抱っこして走っていたが、肝心の頭に気を回せなかったそうです😵
病院に着き、ヨボヨボのお爺さん先生が
「麻酔しても時間の無駄だし・・・このまま縫っちゃうか!」と言っていきなり数人の看護婦さんに私を押さえ付けさせ、
そのまま4針縫われました(泣)
怪我した痛みより、その時の痛みの方が記憶に残っています
物凄い痛みに泣き叫びながら無事、縫合終了!
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