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小さな頃に住んでいた所は一見ごく普通の下が商店で上が一般の住居というアパートでしたが、傾斜角度50度くらいの急な階段を昇ると手堀の洞窟のような建て増しを繰り返した感のある奇妙な作りでした。
我が家は最初、4・5帖と6帖と小さな台所がある部屋に家族6人で住んでいましたが
隣の同型の部屋に住む家族が引っ越して行き
その後を借りてそこをリビング・ダイニングにし、目の前にある6帖一間に住んでいた老人がある日ゆたんぽを爆発させて入院!その後亡くなってしまったのでその後も借りて姉二人の部屋にしていました。
そう!我が家は各部屋を移動するのに靴を履いて移動していたのです(笑)
トイレは共同、お風呂は銭湯に通っていました。洗濯物や布団を干すのは薄暗い奇妙な廊下をずーっと歩き、V字に曲がって同じ距離だけ歩いた先に鉄製のグラグラした階段を更に昇ると屋上があり、そこを共同で使っていました。
特に辛かったのは我が家は「自分の布団は自分で干す!」決まりだったので
小さかった私と弟は背中に布団をしょわされ、紐でバッテンに体に縛られ布団を屋上まで運んでいた事です💦その屋上でよく友達とピンクレディの歌を歌っていたのもいい思い出です✨
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