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悔しそうな言葉とは裏腹に良太の表情には笑みが浮かんでいた。
その表情に疑問を抱いた愁だったが、すぐに理由へとたどり着いた。
――――――――――良太は嬉しいのだ。
攻撃タイプの異能者である良太にとって、補助タイプの異能者である自分達では物足りなかった事だろう。
そこに現れたのは自分と互角以上の戦いを繰り広げられる相手。
良太の性格上、あまり表には出さないが好敵手の登場に喜んでるはずだ。
愁がそんなことを考えてる間に、良太は五葉に一歩近づいていた。
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