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そんななか、
一人の男子生徒が手を上げた。
「先生、トイレ行っていいですか」
その言葉は合図かのように
みんなもトイレにかけこんでいた。
みんな前かがみになりながら。
「んーッと、じゃあ解散ッ」
「…はい」
さてと、寮に行こうかな。
って部屋番号は何番なんだろう。
「…先生」
「おッなんだ?」
「…部屋番号、何番ですか?」
「教えてほしいか?」
先生が黒くニヤリと笑った、
ふうに見えた。
「じゃあ可愛くおねだりできたら
教えてやる。」
「…えー」
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