プロローグ

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「しょ……少年、ラノベ(本)が好きなのか?」 私はしばらく、様子をみた後に決心して本を読んでいた『彼』に声をかけた。 少年はびっくりしたのか体を跳ねさせた後こちらに振り返った。 振り返った少年はとても格好よく思わず赤面してしまった。 少年は少し間をあけて、 「えぇ……好きですよ」 と返事をしてくれた。 その声すら格好よくさらに赤面してしまった。 「なっ、なら文芸部に入らないか!?」 気がつけば私はそんな事を私は口走っていた。 これが私と少年の出逢い……というよりは私が少年に一目惚れした話だ。
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