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ふと自分の携帯に目をやると昼休み終了時間まであと5分となっていた。
先ほど、昼休み終了5分前に必ずなる予鈴が鳴ったのを思い出した僕たちは教室に戻ることにした。
続きは僕の家で確かめようということになった。
一体、なにがどうなっているんだ?普通の携帯電話じゃ有り得ないことがついさっきまで目の前で起きていた。信じられないが、実際、感じたのだから信じるしかないのだ。
午後の数学の授業中も昼休みの出来事が僕の思考を妨げていた。
おかげて授業の内容は分からず、ノートは真っ白。あとで雪仁にノートを写させてもらおう。
あと教科書をみて、復習しておこう。
下校のチャイムがなり、僕たちも帰り支度を始めた。
さて……どうしたものか……
冷静に思考を巡らせるが、答えが出ない。
家に着いたらもう一度、携帯をみてみよう。なにかわかるかも知れない。
それから交番に届けよう。
こんな気味の悪いものをいつまでも持ち歩いてる趣味はない。
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