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帰宅した僕は制服を脱ぎ、例の怪しい携帯を机に置き、一階のリビングへと降りた。
母さんと中学生の妹 琴音(コトネ)と晩御飯を食べて、母さんに美味しかったと伝えると自室に戻った。
部屋に着いた僕は自分の携帯を開き、雪仁にメールを送る。
10分ほどして雪仁が僕の部屋にやってきた。
「雪仁、ずいぶん早かったな」
僕は最新刊の漫画を読みながら言った。
「いや今日、お袋居なかったからな。それにお隣りさんだし」
僕の読んでた漫画を横取りして読みはじめた雪仁。
家に来ると必ずと言っていいほど横取りしては半分くらい読んで僕に戻す。
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