世界戦争…開幕。

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とりあえず 足を ベッドから下ろし立ち上がる。 「う~ん……」 毎回思うんだが 何故起きると 自然と体をのばすんだろうか? …と、まぁ。 この疑問はどうでもいい。 問題なのは 今から約30分で どう準備をして遅刻ぜずに 出発するか…だ。 そう考えた後の行動は早い。 高校二年生としては珍しい パジャマ姿から制服に着替え 鞄を掴み階段を駆け下りる。 普通ならばここで 「母さん!!飯はいいや!!」 とか言うのだろうが 俺の両親は どちらも出張や転勤が多く、 俺が高校に入ってからは 転勤先から 金だけ送ってきて帰らない。 最初は 少し寂しかったりもしたが、 それも次第に慣れ、 今では 一人で使えるこの一戸建てに 喜びを感じている程である。 「歯磨き…顔洗い…」 普段は見せない素早い動きで 朝の準備をすませていく。 全てを終え時計を見ると 長身は誇り高く 「9」を示していた。
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