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1人で息を荒くし、
この変わらぬ道を走る。
「朝からそんな顔してんなよ」
少し前方、右に曲がる角から
1人の男が顔を出している。
「よっ!正也!!」
「朝からテンション
高ぇーな…剣志郎。」
コイツは俺の同級生であり、
無二の親友。
''飛来(ひらい)
剣志郎(けんしろう),,
チェーンやらTシャツやらで
ダサいはずの制服を着こなす
言わば不良って部類の人間だ。
しかし根は熱い奴で、
仲間をやられた…とか
大切な物を馬鹿にされた…とか
そんな理由でしか
おそらく
街一番の拳は振るわない。
髪は茶髪で
肩まで伸ばしているが
不潔さを一切感じさせない。
ルックス、顔が共によくて、
俺の横で剣志郎に
告白する女が多数…。
足が長いからか
身長は高く180くらいある。
友達に対しては
気さくで明るい自慢の親友だ。
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