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それは、一般市民を力で抑えつける事。
だが、効率的な魔法教育が普及した現在、市民を抑えつけるには軍を上げての侵略も難しい。
そこで各国政府は打開策を打ち出した。
時間をかければいい。
今の子供に戦闘魔法を履修させずに大人になるまで待って、そこを潰せばいい。
そして、世界人権保守条約は五大国の思惑通り可決した。
そして、政府は長いカウントダウンに入る筈だった。
反乱が起こったのだ。
学生は自らの学ぶ権利を黙って盗られるのに怒りを堪えきれなかった。
そして、その反乱を最高潮にする出来事が起こる。抗議しようと、とある議員の屋敷に突入した学生が見つけてしまったのだ。
条約の裏側を。
その内容は瞬く間に全国の高校大学に広まった。
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