思ひ出

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至上の快楽への階段が 僕を待っている 縄は 冷酷な殺気で凍っている 最後に神の飲み物を流そう この世で一番楽しかったこと 凍てつき固く凍るこの場所にて 花も咲かず生き物さえいないこの場所にて 最高級のパーティーを開く 忘れかけてた遠い記憶 ナイフで切り裂くように 透明で清らかな流れを 踊り舞い上がらせるように 体中を赤くなるまで肌色の服を脱がせ ナイフで真っ赤な果実を一突きし 甘い汁をすする 瞳の光りを奪い取る瞬間 僕は神になった 口には出せない幸せを もぎ取った そんな思い出が聖なる建造物となった 世界一の光りで光り輝いた
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