83人が本棚に入れています
本棚に追加
そこには、
医者、家族にも見放され…
ただ死を待つだけのホームが在った。
そのホームの一室。
花子婆さんは朝、目覚めると決って行くとこが在る…。
壁ひとつ隔てた隣り、
愛しの太郎爺さんの部屋だ。
花子婆さんは77歳。
腰は曲がり、過去に、
高血圧症や内蔵疾患等で何度も手術を繰り返し
その身体は杖が無ければ歩けない…。
…だが、彼女は、
自分よりも身体が不自由な恋人、太郎爺さんの部屋のドアをそっと、開け…、
「おはょ🎵」(〃 ̄▽)
「あっ🎵(*^ー^*)
花ちゃん…」
…今年、
82歳の太郎爺さんの身体を毎朝、欠かさず丁寧に拭いてあげてる。
最初のコメントを投稿しよう!