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「ぐぅー……ぐぅー…」
時刻 10時30分。
部屋のテレビはつけっぱなしだ。
ドタドタドタドタっ…
階段を上がってくる音が聞こえる。
ガチャっ 部屋の扉が開いた。
「翔太(しょうた)!何時だと思ってるの!早く起きなさい!!」
部屋に母の怒鳴り声が響いた…
「ふぁ~…おはよ♪」
翔太はよく寝れて満足そうな顔をして起きた。
「おはよ♪じゃないの!早くご飯食べちゃいなさい!」
「はいはい」
「『はい』は一回!」
「は~い」
母はそう言うと、部屋から出て行った。
「もぉー…せっかちだな…」
翔太は頭を掻きながら、テレビがついてる事に気付いた。
「ん…??」
テレビには、速報と書いてある。
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