透明な彼女

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翌日はとても晴れていた。 頭は痛いけど、デートのわくわくのほうが勝っていて、大して気にならなかった。 珍しく亮太より早起きした私は、カーテンを開け放ち、太陽の光を浴びて覚醒する。 「亮太!起きて!」 可愛らしい寝顔が勿体ないけれど、そんな考え振り切って揺り起こす。 亮太は眠たそうに目を開き、「何時?」と聞いてきた。 「9時過ぎだよ!今日どこ行くの?」 「……ああ、内緒な」 むくりと起き上がり、更にわくわくするようなことを言ってくれた。内緒っていうのもいいなぁ。 そんな風に、浮かれているのは私だけとも知らず、2人で着々と支度をしていた。
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