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「私、死んじゃったんだ」
理解したくないのに、何故か納得している自分がいる。大粒の涙をとめどなく流す亮太。私は涙が出ない。
「ごめんな結衣。ごめんなぁ」
男の子のくせに、泣きすぎだよ。恥ずかしいよ。
亮太はそんなこと気にせず、私なんかのために、顔をぐしゃぐしゃにして泣いてくれた。
「謝らないで。私、凄く幸せだったよ」
きっと、体は死んだけど、私の魂は生きていた。だから幽霊になってまで、この世で１番愛する人の元へ行ったんだ。
「亮太……愛してる」
こんな恥ずかしいこと、一度も言ったことなかったね。もう最後だから、私の想いが伝えられるは最後だから、こんな素直に想いを伝えられたんだ。
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