笑顔

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紗耶香の友達と名乗る女は、俺が頷くと一目散に駆け出した。慌てて俺もついていく。階段を何段も飛ばしながら上がっていき、向かっている場所に気づいた。 屋上に何かあるのか? 真っ直ぐに屋上までの道のりを駆けていた俺たちだったが、急に女が止まった。 「なんだよ」 「私はいけない。雅人君1人で行って!」 「はぁ!?」 「早く!」 いきなり1人で行けと言われた俺は、取り敢えず駆け足で屋上にたどり着きドアを開けた。 そして俺は信じられない光景を目にする。
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