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いつからこうなった?
……後輩くんが私を見てくれなくなってからだ。
いつも近くにいるのが当たり前で、可愛い笑顔で「先輩」って呼ぶ。後輩くんが私の側にいなくなってから、こんなに悲しいんだ。
「分かった。分かったよ」
「やっと気づいた?」
「うん。ありがと優子」
「どういたしまして」
にっこりと笑って、私の気持ちに気付かせてくれた優子。進むべき道を照らしてくれた彼女に感謝して、私は教室を飛び出していた。
向かう場所はたったひとつ。
彼がいる教室。
年下だからとか、教室の階が違う、スリッパの色が違う、呼び方が「先輩」と「後輩くん」だとか……
そんなの関係ない。
この気持ちが確かなら、なんの問題もないはず。
「後輩くん!」
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