さよなら

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大好きな彼、裕一の笑顔があった。 久しぶりのデートで、1日物凄く幸せだった。どんなに暑くたってずっと手を繋いでいたし、ふいにキスだってしてくれた。 今でも思い出すだけで、あの日はまるで夢のよう。 いつもの交差点。名残惜しいけど、私は裕一とさよならした。 「ばいばい、またね」 「おう、じゃあな」 笑顔で、さよならした。 誰も、それが本当のさよならになるなんて思わなかった。
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