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それは、子供達が心おどる正月の出来事だった。
し「のび太さ~ん!羽子板で一緒に遊びましょうよ!」
の「うん、やろうやろう!」
しかし、運動音痴なのび太はあっという間に真っ黒な
墨だらけの顔になった。
の「よ~し!今度は負けないぞ!え~い!!」
のび太が打ち合げた羽は、
とんでもない方向へ飛んでいき、大きな木の上のてっぺんに
引っ掛かってしまった。
の「ごめ~ん。僕、取ってくるよ!」
し「あんな木に登ると危ないわ。諦めましょうよ、のび太さん。」
の「大丈夫だよ」
そういうと少しは頼りになる所を見せたかったのか、
のび太は大きな木を登り始めた。
し「のび太さ~ん降りてきて~!危なくて見てらんないわ~!」
上に登れば登るほど、
足をかける枝は細くなる。
その時!
バキィッ!!!
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