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話を続ける緒方 「佐藤くんが投げたあの日 僕は思ったんだよ 今のうちにバッテリーを決めておくべきだと その時、君に目を付けていたんだ 体付きは申し分ない バッティングだって十分 確かに今は無理かもしれない 中西くんもいるしね だけど 来年 そして 再来年の事を考えてくれ 佐藤くんの球を捕れるキャッチャーがいないと駄目だろ? だから 今から組んで練習してほしいんだ 更にだ 今年中に捕れれば レギュラー争いにも食い込める そうだろ?」 笑顔で亮に問い掛ける 「… 分かりました やります」 「よしっ 明日から頑張ってくれよ お二人さん じゃあ」 そういい 緒方は立ち去った
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