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アリス「鴉、あっちにうまそうな肉があるぞ!」
ギル「待て、勝手に1人で動くな。」
アリス「なんだと!この、ワカメ頭が!!」
ギル「あ゙ぁ゙! 誰がワカメだ、この馬鹿ウサギ!!」
オズ「まぁまぁ。2人共やめなよ」
オレ達は今、街の真ん中にいた。
オズ「ねぇねぇ」
ギル「なんだ?オズ」
オズ「あの子、どうたんだろう?」
オズの視線を辿ると、1人の少女がいた。
真っ白な髪に、服まで真っ白だった。
オズ「あの子、なんか変じゃない?」
ただボーっと空を見上げいるだけ。
言われてみれば、確かに変だ。
ギル「オレが声掛けてくるから、ここで待ってろ。」
アリス「む、鴉どこか行くのか?」
ギル「オズ、そこの馬鹿ウサギの事も、頼んだぞ。」
オズ「うん、わかった~」
アリス「誰が馬鹿ウサギだぁ!!!!」
オズと馬鹿ウサギの声が、重なる。
それを、背中で聞きながら、その少女のもとへ向かった。
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